会社設立

〜社会問題を解決する企業を目指して〜

2013年7月4日

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前日飲み過ぎ二日酔いの中、本日無事に二十歳のときに亡くなった親友の誕生日に会社を設立した。


それなりに思いを込めて考え、定款を作成し、意気込んで行った割には意外とあっさりしており、必要な書類を預かり、不備がなければ7月16日には登録が完了します、という会話のみで終了、会話自体1分もかからなかった気がする。ただ、その後じわりじわりの実感が湧いてきており、重い使命感とプレッシャーとそこはかとなく感じる不安感で今日は寝付きが悪そうだ。考えてみればより良い社会を築きたいという思いを持ち、自分自身の手でそれを実現するようなインフラを作ろうと思ってから4−5年が経つだろうか。自分なりに十分考えたつもりでも、実際に起業をしてみると自分のレベルは納得行くレベルでは到底ないことを思い知らされ、まだまだ思慮が浅いなと感じると同時に、でも、早く現地に行き、実態に触れたいと、はやる自分の気持ちを抑えている状況。


会社を設立して思うことは起業とは、43年間生きてきた初めて感じる全く制約がなく自分を完全に開放できる環境ということ。しかし、生まれてこのかた自分を完全開放したことがないため、思考の制限を取り払うのに少し時間がかかりそうだ。やはり今までの習慣か、考えていると現実的・具体的なプラン、また情報過多のせいか誰かの言っていたプランに引っ張られてしまっている自分に気づく、真にあるべき姿をまっすぐに考える思考になかなかなれない自分に気づく。さらには経済的な安定を失った不安感がさらに安定した精神状態を崩す要因になり、ますますよろしくない。ただ、自分を43年もやっているこのような状況もある程度想定の範囲内であり、それを打破する方法は行動を起こすしかないことも知っているため動きたくてうずうずしているのかもしれない。


また、6月末に完全に退職し、6月30日から7月3日、いや厳密に言えば7月16日に社会保険事務所に行くまで国民健康保険の状態かつ有効な保険証が手元にない状態というのは今まで当たり前にあったものがない状態となり、そこはかとない不安を感じている。 もう一つ、6月末以前の心の状態の違いは、経済的な面だろう。改めて起業にかかった費用を数日前に計算してみるとすでに70万近く使っており、さらには登記費用で15万本日使ったため90万近くのお金をすでに使っている。資本金500万の1/5近くを設立してまだ1日も経っていない状況で使ってしまった恐怖がある。と、今日記に書きながら思うが、起業時にはある程度の初期投資が発生するのでそれはある意味当たり前だし、逆に何も投資をしていない方がやる気あるのか?という話になりかねないようにも思えて、不安に感じることがばからしくなった。


すこし脱線するが、やはり文章を書くことは頭の整理、気持ちの整理となり非常に有効だ。と、考えている間にも、いくつかやるべきことを思い出す。まずは、環境が大きく変わった今の時点でミッションステートメントを書き直そう。ToDoに加えなくては。


改めて自分で事業をするということは自分でなんでもするということだと強く感じている。事業計画策定、日々の経理処理、事業開発、諸手続き、人脈作り、情報収集分析、ホームページ作成、ソフトウェア開発、、、などなど、やるべきこと、自分でやりたいことは非常にたくさんあり、時間がいくらあっても足りないが、この状況でどこまで自分で効率よく進めていけるか、これも独立したからことできる大きな挑戦。


そうだ、明日鎌倉に墓参りにいったときに八幡宮に立ち寄り、お参りしていこう。そう、明日は石橋のご先祖様、谷口のご先祖、大親友、土地の神様に起業の報告をする日。この日を起点に思いっきり行こう!