インフルエンザ蔓延記 2016冬

〜流行を先取り!笑〜

2016年1月19日

始まりはいつも突然!

リレンザの写真

それは新年明けてすぐの1月中旬に突然やってきました。


なんだかだるいな〜、座ってられないなと思い、念のため熱を測ってみると38度を超えている。

まあ、ただの風邪だろうと思い、ちょっと安静にしていれば治ると思っていましたが、熱はみるみる上がっていき夜中には気づくと40度を超えていました。


40過ぎても40度を超える熱が出るもんなんだ。俺って体力あるな〜、なんて一人で感心してしまいました。笑


しかし、この辺りでもしやと思いつつもすごい寒気がするくらいで体は40度の熱の割には動くのでひどい風邪にかかったくらいに考えていました。

翌日嫁さんに話したところ、それはインフルじゃない?という話になり、すぐに医者に。


着いてすぐに検査したところ即座にAのところに赤いラインがはいったようで、看護婦さんが私の検体を持って姿を消してすぐに「あっ、もうでた」という声がしました。笑


急速に拡大!


その日から私は別部屋で寝るようにしましたが、時すでに遅しだったようで、翌日の午後妻が発熱、学校から帰ってきた長男が夕方に発熱。。。

あれよあれよと言う間に家族4人中3人に感染し、感染していないのはやんちゃ盛りの5歳の次男だけという状態になりました。


実は昨年も家族3人が同時にインフルエンザにかかったのですが、今年は昨年の100倍大変だったように感じます。

昨年は子供(長男)→子供(次男)→親(パパ)という順番で罹りましたが、今年は、親(パパ)→親(ママ)+子供(長男)という順番だったため最初にかかった私がインフルエンザに罹った状態のまま二人の看病+元気なやんちゃ盛り5歳児の面倒を見るという苦行をしなければならなくなったのです。

しかも、移ってしまうため他の人に頼ることもできないたという状況なのです。


はい、悪いのは私です。でも、本当に辛かったんです。笑


お前が移したんだから自業自得だろう!

そう、おっしゃる通り、おっしゃる通りなのですが、それでもあまりに大変だったのです。


何が大変って、老老介護ならぬ病病看護の状況で、自分が極度にダルい状態で、妻と長男の看病、具体的には氷嚢を交換したり、おかゆを作ったり、薬を飲ましたり、お水を飲ませたり。

さらに病人が保育士になったようなもので次男にご飯を作ったり、遊び相手をしたり。

加えて病人が掃除夫になったようなものでどんどんたまっていく洗濯物を洗ったり、洗い物をしたり。。。。


しかしなによりも最初から最後まで異常なほどに元気だった次男が結果的には大変さを倍増させたのです。笑

(本人は何も悪くなく、本当は一番の被害者ですし、屈託のない笑顔に何度も救われたという方が正しい表現かもしれませんが。)


リレンザ v.s. イナビル


今回、私が医者に行きたかった日にかかりつけのお医者さんがお休みだったこともあり行ったこともない医者に行きましたが、妻と長男は同じお医者さんにいきました。

そこで私はリレンザを処方され、妻と長男はイナビルを処方されたのです。

サンプル3ですがなかなか同じ効果の2種類の薬が同時に処方されることはなく、いい機会なので比較してみました。


①薬の効き


私(リレンザ服用)→服用後約1日で熱は37度台へ。その後全身倦怠感、胃のムカムカが数日残る

妻(イナビル服用)→服用後約1日で熱は37度台へ。しかし、その後全身倦怠感と激しい頭痛が数日残る

長男(イナビル服用)→服用後約2日で熱は37度台へ。その後は激しい喉の痛みが数日残る


概ね熱は服用後1−2日で下がるという点では大きな違いはないようです。

また、解熱後の症状は三者三様なのですが、いづれも熱以外の症状が続いた期間も同じだったため「効き」という点では変わりなんだと思います。


②摂取方法


両方とも吸引式という意味では変わりがないのですが下記のような大きな違いがあります。

リレンザ:朝晩1回ずつ1日2回5日間続けて薬を吸引

イナビル:1回だけ吸引


摂取方法でいえばイナビルは1回吸引すれば良いだけなので圧倒的に手軽なのではないかと思います。

また、リレンザですが、吸引する回転式の装置が一回で壊れてしまいました。また、薬が入ったいれものに穴を開け、吸引するのですが、穴が開ききっていないことが多く、吸引したようで薬が出ていないということがよくありました。

私個人の感想ですがインフルエンザで朦朧としている時に吸引できているかどうか分からず、しかもすぐ壊れてしまう使い勝手の悪い吸引器を使って吸引しなければならないというのはちょっと問題外だと感じます。

また、5日に渡り吸引しなければならないという点もイナビルを比べてしまうと正直使い勝手が悪いと言わざるを得ません。


逆にイナビルは、1回摂取のみであるため大抵お医者さんが診察中に吸引させてくれるか薬局の薬剤師さんの前で吸引できるため確実です。


結論


ということであくまでも私個人の感想だですが、もしインフルエンザにかかってしまい薬を選べるのであればイナビルを選ぶことをお勧めします。


最後に(蛇足ですが)

ちなみに今回私が初めて行ったお医者さんはなんだかやたらとたくさんの薬を処方するお医者さんで、リレンザの他に「熱冷まし」、「咳止め」。まあ、この辺まではいいとして、加えて「鼻水止め」、「抗生剤」。正直いらない。。。。しかも、実はその場で抗生剤の注射までされているのです。。。。

結局私はリレンザと咳止めを数回使ったくらいで後の薬は使いませんでした。


『平成24年度 国民医療費の概況』によると国民医療費39兆円のうち約17%の6.7兆円が薬局調剤医療費とのこと。

今軽減税の財源1兆円をどうやって確保しょうかという話が進められているようですが、もし、今回の私のように余計な薬の処方を1/3減らすだけで2兆円以上が削減できるということになります。


いつも思うのですが国の財源の話がされているときにすぐに増税の話になりますが、それよりもまずは大きな経費科目を狙い、そこにシンプルに無駄を減らす仕組みを取り入れることが優先させるべきことではないかと思います。


ということで久しぶりのブログ更新はインフルエンザネタでしたが、これから流行の兆しがあるとのこと。私も手洗いうがいなどをしていてかかってしまったのそれ以上に何ができるのか分かりませんが、くれぐれもお気をつけて。。。