PICA富士西湖

〜美しい西湖の畔のキャンプ場〜

2015年8月19日

PICA富士西湖

PICAのステッカーの写真

富士西湖の畔にあるPICA富士西湖は富士急行グループであるフジヤマ・クオリティーが経営するキャンプ場です。

フジヤマ・クオリティーはPICA富士西湖の他にもPICA富士吉田、CAMPica富士ぐりんぱ、PICA秩父などのキャンプ場や初島アイランドリゾート、初島アドベンチャーSARUTOBIなど神奈川県、山梨県、静岡県でアウトドアをテーマとして様々なアクティビティーを提供しています。

今回伺ったPICA西湖は、西湖の畔にあり、キャンプサイトからは測っていないですがおそらく50歩ほどで着くほど湖に近いサイトです。


自宅のあるさいたま市からは川越インターから関越自動車道に乗り、圏央道、中央道と経由し河口湖インターで降り、下道(139号)を西湖方面におよそ30分走ると到着します。ちなみにカーナビにもよると思いますが、私の愛車(日産製)の純正カーナビでPICA富士西湖の住所を入力したところ近くのグランドに誘導されてしまい、そこからキャンプ場に電話をし、到着するという感じになってしまいましたが、河口湖インターから行く人は単純に139号を西湖方面に走り、左手に風穴がある交差点を右に曲がり、突き当たりまで行けばPICAの看板が正面に見えます。


ショッピングモールの写真

PICA富士西湖から車で5kmほどのところにフォレストモールというちょっとしたショッピングモールがあり、そこにスーパー(MaxValu)、ホームセンター(くろがねや)、スポーツ用品店(スポーツDEPO)などが入っているため食材、キャンプ用品などキャンプに必要なものがなんでも揃うため安心です。


チェックインは13時、チェックアウトは12時ですのでゆっくり向かって、ゆっくり撤収できるゆとりのある形になっています。


西湖とカヌー乗り場の写真

標高はおよそ900mのところにあるためかとても涼しく過ごしやすいきャンプ場です。

今回伺ったのは8月末と暑さのピークは過ぎた時期でしたが、今年の夏のキャンプでは当たり前だったTシャツ交換1日3-4回が今回は0回だったくらい日中も過ごしやすく、夜はちょっと寒いくらいで焚き火があってちょうどいい感じでした。


子供達がPICA富士西湖で楽しかったこと


ブラックバス釣り

バス釣り写真

恒例の「何が楽しかった」ですが、8歳の長男、4歳の次男共にブラックバス釣りと答えました。

ブラックバス釣りは結構長い時間やっていたのですが、実は一匹も釣れなかったのになぜ?という感じもするのですが、西湖の透明度が非常に高く、ブラックバスやブルーギルが泳いでいるのが見え、それを狙ったりすることが楽しかったようです。

また、単純に広いフィールドでルアーをキャスティングするのが楽しかったとのこと、釣り好きの父としては嬉しい限りでした。笑


ちなみにルアーが色々なところにひっかるためそれを取ろうと思いっきり引っ張ったところルアーがまっしぐらに私の顔に飛んできて、ルアーのフックが私の頬に刺さるというハプニングもありました。笑


ママがPICA富士西湖で楽しかったこと


西湖の美しい景色

西湖とカヌー乗り場

今回のキャンプを通して「西湖ってこんなに綺麗なんだ」と何度も思うほどなんとも言えず綺麗です。

湖とは思えないほど水が透き通っており、もっとも深いところで70mもある湖ですが浅いところでみると湖底が見え、透明度は10mくらいはありそうな透明度です。

また、西湖を取り囲むように連なる山々と空とその山々と空が湖に映った風景はなんとも言えず本当に美しいです。


パパがPICA富士西湖で楽しかったこと


カヌーでの西湖散策

カヌー体験

今回初心者向けの「First Canoe Tour」というのに家族四人で参加しました。

4歳の次男を含めて家族全員で参加できるカヌーイベントはあまりない中で今回の「First Canoe Tour」はとても嬉しいアクティビティーでした。

カナディアンカヌーに家族4人で乗り、湖面を滑るように進むカヌー。当日は時より小雨が降るものの風がほとんどなく、そのため湖面に波がなく、湖面を進むカヌーは本当に滑るように進んでいきました。また、湖面に鏡のように映るカヌーがとても幻想的な風景を醸し出していました。


そして、湖面に浮かんだカヌーから見る西湖とそれを取り巻く山々とそれらが湖面に映っている風景がこれまた美しい!


随分前からカヌーはやってみたかったのですが、水が汚いところでやりたくないという気持ちと子供達を置いていくのはちょっとという気持ちがあり、なかなか手が出せませんでしたが今回の体験でようやく念願が叶い、パパは大変ご満悦でした。


ちなみに子供達がカヌーをたのしかったことにあげなかった理由はおそらく後半ちょっと酔っていたためだとおもいます。笑


PICA富士西湖のいいところ

改めてPICA富士西湖の優れているなと思うところを整理してみました。


①とにかく高規格(でも値段も高規格。笑)

カフェ

今までになかった形態ですが炊事場が室内にあることにまず驚かされました。また、すべての蛇口からお湯が出るのは北軽井沢SweetGrass以来でした。また、通常は夕方には閉まってしまうお風呂ですがここは24時まで入れるため入る人が分散され、お風呂はほぼ貸切状態でした。さらに買い物・レンタル用品がとても充実しており、手ぶらで来ても快適なキャンプが楽しめるとおもいます。

さらに常設のカフェがあり、そこでコーヒーなどの飲み物のほかにクレープやアイスクリームなども食べることができ、朝食はカフェで済ませるということもできそうなくらいメニューが充実していました。

また、今回我々は利用しませんでしたがニジマス釣り堀もあるため、多くのキャンプ場で楽しめること+αの設備とアクティビティーが整った特A級のキャンプ場だとおもいます。

そうなると当然値段もキャンプ場としては高めの高規格の金額になることは避けられないことかもしれません。


②広いキャンプサイト

サイトの写真

今回は西湖にもっとも近いAサイトの中でも一番西湖よりのサイトにテントを張りましたが、西湖へのアクセスも良くサイトの広さもゆうに100㎡を超えていたためテントやタープの張り方も自由自在でとても快適に過ごすことができました。

場内マップによるとテントサイトはAサイトに8サイト、Bサイトに9サイト、TENBAサイトという区画がないエリアに14−25サイトありますがBサイトやTENBAサイトは直接見ていませんが、場内マップを見る限り炊事場・トイレ・お風呂へのアクセスや西湖へのアクセスが良くないように見えるためテントを張るならAサイトではないかと思います。


相変わらず文才がなくPICA富士西湖のよさを十分に伝えきれていないと思うので、またしても簡単な動画を作成しましたのでこちらもご覧ください。→



最後に


夜景

PICA西湖は、とにかく高規格で過ごしやすいのですが、なんとなく引っかかったことは「人とのふれあい」が希薄だったことでしょうか。


なぜか分かりませんが、他のキャンパー、コレージなどに泊まっている方々とすれ違ってもこちらが挨拶するまで誰一人挨拶をしません。管理棟の受付の方も機械的な対応で、今まで伺ったキャンプ場とはちょっと違う印象を受けました。


おそらく、このキャンプ場はかなり高額なコテージやロッジもあることからプライベートを静かに過ごしたいプライベートリゾート感覚を求めている方が多いのかもしれません。そういう意味では宿泊費用の幅が広いため自ずと客層も多様になっているのかもしれません。


また、キャンプ場のスタッフの方々も我々が今年伺った他のキャンプ場のように自分達で経営しているのではなく、雇われた所謂”サラリーマン”であることから自分達で経営されておられる方々に比べればキャンプ場やキャンプに対する愛着も薄くなり、その辺が対応に出ていたのかもしれないなと感じました。


とはいえ、「人とのふれあい」に関する感覚は、タイミングや好みの問題があるのでとやかくいうことではないでしょうね。


ということで今回はおそらく夏休み最後のキャンプになりますが、とにかく『西湖』の美しさに魅了されたキャンプでした。


『南都留郡富士河口湖町(ふじかわぐちこまち)について』

人口推移グラフ

山梨県内で唯一「まち」を名乗る町である人口26,371人(2014年時点)の富士河口湖町。

首都圏から2時間程度で訪れることができるアクセスの良さや近年は富士山が世界自然遺産に指定されるなど関東に数十年住んでいる私の印象は自然を利用した開発が進んでいるリゾート地です。


私は20年くらい前から河口湖に年に一度くらいのペースで来ていますが、20年前はかなり寂れた印象がありましたが、ここ2−3年急速に再開発が進み観光客が増加している印象があります。


最後の合併があった2013年11月から人口は増加し続けており、2010−14年の人口増加率を見てみると山梨県内ではトップ5に入ります。


年齢別人口グラフ

年齢別人口を見てみると働き盛り世代である40代人口が80歳以上人口を上回っていること、また、60-64歳人口が40代人口に次ぐボリュームゾーンであることから、働き盛り層とリタイヤ組が多く住む地域であることがわかります。


社会増グラフ

人口動態を見てみると年間平均100人前後の社会増があると同時に年間平均50人前後の自然増があり、それが人口増加を牽引していることが分かります。

社会増がプラスの地域は全国的にそこそこあるのですが、自然増もプラスの地域はとても少なく、富士河口湖町は子育て世帯はとても住みやすい地域なのかもしれません。


自然増グラフ

総面積に占める可住地面積は約23%と典型的な山間部にある町であるため総面積に対する人口密度は165人/㎢と全国市町村平均(850人/㎢)のおよそ1/5、類似団体平均(1163人/㎢)の1/7、山梨県平均(309人/㎢)の約半分と希薄ですが、可住地面積に対する人口密度は727人/㎢と山梨県平均とほぼ同じ水準であり、住めるところには比較的コンパクトに人が住んでいることがわかる。


課税対象所得グラフ

納税者あたりの課税対象所得は306万円と山梨県平均(283万円)や類似団体平均(287万円)を大きく上回っており、比較的経済力がある方が多く住んでいることが伺えます。


産業構造グラフ

産業構造を見てみると一次産業比率がとても低い点が目を引きます。業種別に見てみると宿泊業・飲食サービス業がもっとも多くの雇用を生み出しており、次いで卸売・小売業、製造業となっており、やはり観光に関連する仕事に携わっておられる方が多いことがわかります。


行財政スコアレーダーチャート

続いて行財政の状況を見てみましょう。

まずは、歳入ですが、財政力指数は0.69と類似団体平均を上回る比較的高い水準です。その裏づけとなっているのが上述しました高い課税対象所得による個人向け市町村民税と多くの固定資産を有する宿泊業者が多いことによる固定資産税であり、その両方の人口当たりの金額(人口当たり個人向け市町村税:49056円、人口当たり固定資産税:81093円)が全市町村平均(人口当たり個人向け市町村税:39838円、人口当たり固定資産税:63792円)、類似団体平均(人口当たり個人向け市町村税:44618円、人口当たり固定資産税:57093円)、山梨県平均(人口当たり個人向け市町村税:44611円、人口当たり固定資産税:76272円)を大きく上回っていることが高い水準の財政力を支えていると考えられます。

しかし、同時に法人向け市町村民税の金額自体は平均を全て下回っており、この地域での宿泊業・飲食サービス業が薄利であることが伺えます。


その高い財政力の結果、国からの助成金である地方交付税の人口当たりの金額は全市町村平均や山梨県平均の半分以下の水準となっており、比較的自立度の高い自治体であると言えます。


次いで歳出からどれくらい経費を絞った筋肉質の行政組織であるかと見てみると、いわゆる間接費である議会費、総務費の人口当たりの金額が全市町村平均、類似団体平均、山梨県平均を全て下回っており、他の市町村に比べて間接的な経費を節減している自治体と言えます。

また、職員数あたりの人件費も全市町村平均、類似団体平均、山梨県平均を下回り、人口千人当たりの職員数も全市町村平均及び山梨県平均を下回っており、間接費のみならず人件費も絞っている非常に筋肉質のコスト構造となっており、それが経常収支比率を74.1%という高い柔軟性を持つ財源を生み出していると考えられます。(経常収支比率は一般的に75%を越えると財源が硬直化していると言われる。)


次に借金の状況を表す地方債の状況を見てみると、将来負担比率は2007年から年々確実に減少しており、2012年時点では92.3まで減少していますが類似団体平均の倍以上となっておりまだまだ借金が少ないとは言えない状況と言えます。


続いて貯金の状況を表す財政調整基金を見てみましょう。

一般的に標準財政規模の10%程度が適正水準と言われていますが、富士河口湖町は17%程度と類似団体平均(約24%)と比べても多すぎることもなく少なすぎることもなく良好な水準といえるとおもいます。ただ、2007年から右肩上がりで増えつづけており、地域環境のさらなる整備のためにより一層投資していく時期かもしれません。


生活環境スコアレーダーチャート

ただ、人口が年々増加しているだけあり生活環境は非常に良く、どこに投資をしていくのか難しいかもしれませんが、「ゴミリサイクル率」が類似団体平均に比べて低く、自然を中心とした観光産業が富士河口湖町を支えていること、多くの宿泊業があることで多くのゴミが出ることを考えるとゴミのリサイクル率を上げていくことに投資をしていくことも一考の価値があるかもしれません。また、多くの人が集まる地域の宿命だとおもいますが人口当たりの「建物出火件数」や「刑法犯罪認知件数」が平均を上回っており、警察機関の増強などは市町村の管轄ではないため難しいかもしれませんが、何かしらの方法で治安改善に努めていく必要があるかもしれません。(なお、「一般病院数」は類似団体平均より少ないようですが、働き盛り層が多いこと、その結果一人当たりの医療費が相対的に少なくなっていることなど、要は病気になる人が少ない環境であること、を考えると病院数を増やす必要はないかもしれません。)


詳しい統計データはこちらの「人口増加都市」をご覧ください。


ちなみに

ちなみに今回は河口湖周辺のクラフトをいろいろ試してみました。

河口湖体験工房クラフトパーク


ボトルアートの写真

このクラフトパークでは8つのクラフトを体験することができ、以前に長男がトンボ玉を作ったことがあるのですが、今回は長男は皿の絵付け、次男はボトルアートに挑戦しました。

長男の作品はこれから焼の工程があるための届くのは一週間後なので右の作品は焼き前の状態です。妙にうまいのは実はすかし紙で上から見本の絵をなぞっているからです。笑


次男はボトルアートの中でも2番目に難しい物に挑戦し、大人でも失敗することがある中でカッコよく仕上げました!


陶芸HAZUKI

陶芸作品の写真

あまりに感動したので私のFacebookページですでにご紹介していますが、この陶芸体験工房は大当たりでした。

通常決まっている中から一作品を選びそれをサクッと作って4000円くらいが相場だと思うのですが、この工房は1時間4000円で作り放題。そして、作った物の中から気に入ったものを2つ選び焼いてくれます。(もっと焼きたい場合には1つ1000円で追加可能)


さらにとても丁寧かつポイントを押さえて教えてくれるだけでなく、わからないことがあっても少人数であるためすぐに教えていただけ、本当の意味で陶芸を体験できる陶芸工房だとおもいます。


コストパフォーマンスと体験度がとても高い陶芸工房であったこともあり、8歳と4歳の作品とは思えない作品が出来上がり、みんなでそれらの陶器を使って食事をするのを首をながーーくして待っています。笑


ちなみに陶芸工房HAZUKIは山口県で陶芸工房を開いていらっしゃる父親の修行を受けた息子さんが今年の1月に開いたものとのこと、この方がとてもいい方で、若いのですが子供達にもとても優しく教えてくださったのが印象的でした。


回し者ではないではないのですが、本当にいいところですので、お近くに行かれる機会がある方は立ち寄ってみると良いとおもいます。